私が子どもの頃にやってた習い事について書いてみる。
一番はじめはバレエ。
幼稚園年少頃。
私がやりたいと言った訳ではないけれど、ジャズダンサーだった母の希望でやりはじめた。先生からはスジが良いと言われていたようだったし、発表会にも出たらしかったけど、レオタードが嫌で辞めた。ダンスのステージは毎年観に行っていて目は肥えた。完璧主義な世界に小さな頃から触れていて、それは今でも私を形成する要素になっている気がする。
次はサッカーの助っ人。
小学3年生くらい?
人数が少ないチームに人数合わせで参加。借りたキツイスパイクでプレーして血が出てた。この頃私は食べ盛りで体型がなかなかぶっとかったので短いズボンのユニフォームを着るのも嫌々だった。自分の意見を持てなくて嫌なことを断れない性格で良い子ちゃんだった。
小学生の頃は空手も少しやっていた。
多分これが自らやりたいと初めて思ってやった習い事かな?夜の市民体育館できょうだいみんなで通っていた。
夜に体育館に行くのがなんだかワクワクしたし、空手が終わった後に自販機で紙カップのジュースを買うのが嬉しかった。
でも極めることなく、理由は分からないけどみんなでフェードアウトした。空手の雰囲気は好きだった。
そしてそろばん塾。
小学3年生から通っていた習い事で、どの習い事よりも続いていた。
最終的には初段まで合格した。
一番楽しかった習い事。
こうして自分の子どもの頃を振り返り、なぜそろばん塾が楽しく続けられたのかも考えてみたら色々発見があった。
先生の存在だ。
そろばん塾の先生は子どもたちを下の名前の呼び捨てで、お父さんみたいな雰囲気だった。(私は何故かちゃん付け)
そろばんは週3以上通っていて、そろばん能力も分かりやすく上がる。
テキストをやり終えると新しいレベルのテキストになる、それもレベルアップが体感できて楽しいのだ。
そしてひたすらに"個人"の世界。時間別にクラスがあるだけで、10級の子も3級の子も同じ回に同席するのが当たり前。でもみんなやるべきことは"自分のレベルのそろばん"。
誰とも比べることなく、ただ自分のレベルアップにフォーカスできる環境が心地良かった。
あとボールペンとか消しゴムとかの文房具が窓枠のところにあって、何か達成したらご褒美?にもらえた気がする。
分かりやすいシンプルイズベストな環境。
そして先生との関わりも濃かった。
小学5.6年生になってくると一番遅い時間の回に参加することが増え、教室が終わると先生と何人かの子どもたちでトランプの大貧民をやるのだ。これが一番楽しかった(笑)買った順にあめ玉が選べた。子どもにとっては先生と遊ぶことは特別な時間だった。
今思うと、本当にそろばん塾の先生には良くして頂いていたなぁと思います。
私が見習う習い事の在り方はそろばん塾の先生から教わりました。
いつか子どもたちを対象にした習い事の教室を作るとしたら、そろばん塾のような子どもが安心できて楽しく続けられるような教室にしたいと思いました。
先生、ありがとうございました。
子どもの頃の習い事って少なからず人格形成に関わると思う。
私が子どもたちにストレッチや怪我予防の教室を作って、通ってもらえたら、何年何十年後に何かが伝わるかもしれないな。